改めてRG500Γを思う

20年近く前、初めてこのバイクを見た時は、たいして興味はなかった。
当時小生は、自他共に認めるカワサキ乗りだったから。(Z?に出合ってからではあるが)
暫く(2年位)、単車に乗れない期間があって・・・
そんな時、何人かでツーリングに行くことになったのだが、小生のライトチューニングしてあったZ?は車検切れ。取得する時間も金もなかったのでパスするつもりでいた。

そんな時、「俺のΓ乗っていいよ。」・・・・???
よく行っていた、ショップのメカニックが声をかけてくれた。
殆ど新車、まだ1000キロ位しか乗っていなかった。
この単車に関して知っていたことは、スクエア4、2サイクルで国内仕様の為パワーダウンしている程度。
マシンは全くのノーマルである。
壊したら困ると、一旦は断ったが、誘惑には勝てず、借りることに。

初めて乗ってみた時の印象は、とにかく軽くて、剛性もあり(Z?に比べたら)非常に走りやすい。アンチノーズダイブ機構を初めて味わった感想も良かった。

ツーリング当日、何台いたかははっきり憶えていない。
われわれのツーリングには、前々からある慣例がある。
当然いろいろなライダーがいるので、ペースも違う。
市内は当然法定速度+αで整然と走行するが、市街地に出て・・・暫くすると、最後尾から一台のZ?が甲高いエキゾーストノートで隊列の右を一瞬で抜いていく。
合図である高速ツーリング開始。
ここで速度別に2〜3グループに分かれる。
高速グループに入るメンバーはいつも決まっていたから、どんなライディングかも知っている。
こんなツーリングであるが、今回は小生Γである。
しかも初ライディング。


衝撃はこの時のコーナー。
チューニング(実際にモリワキエンジニアリングで組み上げたエンジン)Z?の後を走っていた小生は、ノーマルガンマなので9000r.p.m.しか回らないため、直線ではあっという間に離されるが、コーナーで一気にテールにくっつける。しかも、楽々
そんなことが何度もあり、これをきっかけにガンマにほれ込んでしまった。
次の日、ショップのメカニックにガンマを返却しお礼を言いました。
彼は単車を見て一言、「結構攻めたね。」
タイヤを見たらパターンの端まで綺麗にむけている・・・
自分では2年のブランクがあり、そんなに無理していないつもりだったけど・・・
小生、最後に一言、「バイク売って」
彼は、「今は売る気ないけど、売る時は最初に声をかけるよ。」


それから15年程たち、4年前のこと、突然彼から入電、「売るけど、買う?」
小生は即「買う!」



ということで、札幌から彼のいる紋別へ。
もともと札幌にいたのに。
紋別って凄く遠いんです・・・
一年かけて外装関係を修復(最初は酷い状態で、アッパーカウル等は完全にNGでした。)し、次の年に車検を取り今に至っています。
ただ、最初乗ったガンマと違う、2代目のガンマということでしたが、エンジンはスガヤチューンです。
パワーは全く別物。イヤー楽しいのなんのって・・・ホントに簡単にフロントアップ。
抑えないとすぐに上がろうとします。
こんなバイクで昨日、久しぶりにハイスピードで走ったんだから、体も痛くなるか。でも、ほんと楽しかった。

フロントRGVΓ、リアZX4(だったかな?)に替えていて、リアタイヤは150/70−17に変更されているのですが、昨日見たらしっかり一番端まで使っていました・・・