昔のお話 3話  8耐

神のところまで、約30m、その距離はとても長く感じました。
歩いている時、最初の挨拶はなんて言おう、何を質問しようか等考えながら・・・
「すいません、ちょっといですか?」
声をかけことるは、そんなに緊張もしなく普通にしゃべれた(笑)

「はい、いいですよ。」答えはとても穏やかだったので安心しました。
一通り今回の8耐のことをインタビュー。
実は、その内容を今殆どというか、全く覚えていません(汗)
緊張はしていなかったのですが、やはりどこか夢心地だったんでしょうね(笑う)

その後は、私のオートバイのことを少しお話。
83年は既にスズキとタイアップして8耐マシンを作っていましたが、
若干セッティングを教えてもらいました。
その後、そのオートバイが雑誌で紹介されたと伝え、その雑誌を渡してからお礼を言ってその場を離れました。
遠くからヨシムラピットを見ていたら、何と忙しいにもかかわらず吉村さんが、その記事をちゃんと読んでいるのを見てとても嬉しかった事を覚えています。
(この頃、次の年に発表される、モンスターマシンをスズキと共に着々と開発していたんでしょうね・・・)




明けて決勝。スタート直後どこのチームだったか忘れたけど、いきなり転倒、炎上したのを覚えています。
当日もとても暑く、プレスブースがスタンド上部にあるんだけど、レースの半分くらいはここにいました。(エアコンがとても効いていました。)
昼食は、レース場内でおばちゃんが作る焼きそばくらいしか買えず、おばちゃんの汗がたっぷり入った(ゲッ!)ものを食べたのは絶対忘れません。


                                つづく




写真は私の宝物のひとつです。
1980年(6月6日厚木の消印があります)、ヨシムラにエンジンなどに関する質問したときの答えが返ってきました。返信者は、加藤さん・・・・加藤昇平さんですよ。わかりますか?