高井幾次朗




古いステッカーを見ていたらこんなのがあった。
高井幾次朗。
ヤマハファクトリーライダーだったけど、このステッカーを戴いた次のシーズンに入る前のテスト走行中に、事故で逝ってしまった。
まだ北海道にサーキットがなかった時代。
我々道民ライダーはロードレースを見ることはもちろん、ロードレースライダーに会うことすら皆無だった。
そんな時、ヤマハのモトクロスライダーの鈴木秀明さんと知り合いになった。
次の年、ヤマハの新車展示会に、なんと鈴木秀明さんと高井幾次朗さんが来道したのである。
鈴木さんとは何度もお話したことがあって、高井さんの紹介をしていただいた。
北海道のライダーの憧れ(小生だけか?)はロードレースライダーだった。
話すととても気さくな方で、いろいろとお話をしていただき、次のシーズンからは是非とも応援させてくださいと、伝えた。
残念ながら、実際は応援することなく亡くなってしまったわけだが、小生の中では今でも心に残るライダーの一人である。
実際いろいろと逸話があるが、一番印象に残っているのは、月刊オートバイ誌のゼロヨン・最高速。
確か当時TZ750で9秒6、307Km/hを記録したはず。
とんでもない記録だったことを覚えている。